雑草の種類:ヨモギ、ブタクサ、タンポポ、アレチノギク

ヨモギ

「蓬」。雑草ではなく、有用植物の面もある、ヨモギ餅とか食物に添加したり、天ぷら、お浸し等々にして、その独特な風味を楽しむ。

また、昔から、干したものを煎じて飲んだり(健胃、下痢、貧血、冷え性などに効果)、お灸にも使ったりと、雑草扱いは失礼かもしれません。日本全土に分布する。

ヨモギ

ヨモギ

ブタクサ

「豚草」。北アメリカ原産で、日本では、明治初期に渡来した帰化植物。スギ花粉と並ぶ花粉症の原因植物・アレルギー植物の定番。

ここまで全国的に、はびこったのは、実は第二次世界大戦後、進駐軍の荷物にまぎれて広がったとか・・こんなところにも戦争の影響。名前の由来は英名Ragweed(rag:ボロキレ、くず weed:雑草)から、ブタみたいにいやしい雑草になったとか、豚がかわいそうだ。

花粉が飛びやすくかなりの勢いで繁殖する。河原などは、焼却して駆除する。家の近くならば、花粉症の原因でもあるので、花粉が飛散する前の段階で除草剤等にて駆除しましょう。

ブタクサ

タンポポ

「蒲公英」。葉の形が特徴がある。英語名のダンディライオンは、その葉のギザギザがライオンの牙を連想させることから由来。タンポポの綿毛のタネをフーと息を吹きかけて、遊んだ事、誰だってありますよね。

古来から日本に生育していた在来種と、近世に海外から持ち込まれた外来種があり、身の回りでよく見かけるのは、繁殖力が強い西洋タンポポの方。海外ではユーラシア大陸に自然分布する。

これも、ロゼット葉と呼ばれる状態で、寒い時期を過ごす。

タンポポ

 

アレチノギク

「荒地野菊」。名前からして、雑草の雰囲気、付けられた方は不本意だと思う。南アメリカ原産で、日本では明治中期からの帰化植物。確かにどこでもよく見かける。

タンポポみたいになるのもおなじみ。ロゼット葉と呼ばれる、地面に葉が広がって立ち上がっていない状態で寒い時期を過ごす。

アレチノギク

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