空き家管理マニュアル・一戸建:屋外編
2015/11/20①建物の周りを1周する。
ゴミ処理や雑草処理は後で作業しますので、とりあえず1周して、建物や庭の変化や異変を探ります。できれば写真撮影し記録。
- 建物の変化はないか。(雨戸、窓、網戸の破損を確認)
- 水たまりや虫の発生はないか。
- 戸袋(雨戸)の状況も確認。(コウモリ)
- 室外機が盗まれていないか。
- その他害虫の様子も確認。(ハチなど)
- 建物基礎の通気口を確認。(シロアリ)
- 雑草や不法投棄が無いかを確認。
- 不法投棄が無いか。
②玄関周り(隣接道路より見えるところ)の清掃、除草。
隣接する道路から見える部分をきれいにします(生活感があるように)。通常、生活していますと最低限でも通路には雑草は生えてきませんし、歩く部分は、きれいになっています。除草と掃き掃除により、生活感がある状態のレベルにします。
③庭の除草
草の量や庭の広さによっても対策は異なりますが、草抜きをするのか、除草剤を散布して次月に枯れた草を回収するのかを判断して実施してください。
・草抜き・・・・・翌日から新しい草が芽生えてきます。
・除草剤散布・・・散布後2~3週間程度で現在の草が枯れます。その後、枯れた草を回収します。
④害虫(獣)の対策
シロアリ(床下通気口より確認)、コウモリ(戸袋を確認)、蜂の巣(軒下、飛来)などを発見した場合は、専門業者に駆除または対策を依頼することをお勧めします。
これらの害虫(獣)は、該当空き家だけではなく、近隣の住民の方にも迷惑がかかりますので、早めの対策が必要です。
⑤水たまりの原因除去
水たまりがありますと「ボウフラ」が発生しやすくなります。水受けやバケツなどは、水を抜きひっくり返すなどの対策をして、水溜りが出来ないようにします。
よくあるのが
- 屋外に置いてある、ゴミ箱
- 水受け
- ポリバケツ
蓋がついていても、中に水がたまっている場合がありますので、注意します。
⑥発生したゴミの処置
・空き家のご近所付き合いがある場合・・・・空き家地域のゴミ袋に分別して入れて、ご近所さんにお願いしま しょう。その時は、事前に手土産などを用意しておくとよいでしょう。また、持ちやすい大きさや重さになるようにゴミ袋に入れましょう。