「空き家になったら」まず最初にやるべきこと
2026/04/14「空き家になったら」まず最初にやるべきこと、点検時のチェック点
居住者の施設等への入所などで、空き家になったら、建物を良い状態維持し、費用がかからないようにするために、まず最初にやるべきことをご案内します、
目次
1.水道関連
2.電気関連
3.ガス関連
4.保険関連
5.その他(契約関係)
6.戸締り、施錠
7.空き巣対策
8.現状の写真撮影
9.近隣(隣近所)の人への連絡
10.まとめ
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1.水道関連
■契約について:水道契約は継続するのが望ましい。止めてしまうと、火災保険が住宅物件として加入できなくなる可能性もあります。
■水道の元栓を閉栓する。水道本管より各家庭への分岐のところに水道の元栓があります。必ず、人がいないときは閉栓してください。閉栓してないと、地震や冬季の水道管凍結で水道管破損があった場合、漏水し莫大な水道料金が発生する可能性があります。元栓以降の配管は家の所有者の責任になります。
■家の点検等で、空き家に入るときは、まず水道の元栓を開栓し、異常がないかを確認してください。漏水が発生した場合などは、開栓時に水道メーターが回りっぱなしになります。そういった場合は、再度閉栓し水道業者さんに点検を依頼してください。開栓したときは、トイレの水タンク等の水が蒸発し、水位が低下していて、メーターが回る場合がありますが、水位が戻ればメーターも止まりますので、一時的なメーターの回りは発生する場合があります。
■空き家の点検で、訪れたときは必ず通水を行ってください。キッチン・洗面所・風呂・トイレ等の水回りで通水してください。これは、排水経路には下水からの匂いの逆流を防止するため、排水トラップがあります。ここには水が満たされていますが、空き家で使用されてないと、排水トラップの水が蒸発し、下水臭が逆流している(若しくは逆流する可能性が高い)場合がありますので、排水トラップへの水の充填を兼ねています。
■点検時などが終了して空き家から離れるときは、閉栓時に水道メーターの写真を撮っておくとよいでしょう。
2.電気関連
■契約について:電気契約は継続するのが望ましい。止めてしまうと、火災保険が住宅物件として加入できなくなる可能性もあります。
■契約の継続については、A(アンペア)数を減らして基本料金を安く抑えることをお勧めします。基本的に電気が一番消費するのが、点検時に使用する可能性のあるエアコンです。エアコン1台稼働+照明分のA(アンペア)契約がお勧めです。
■簡易浄化槽設置や警備会社との契約がある場合は、電気契約は必然的に契約となります。
■不要な電源をOFFにする。家の中に「分電盤」が必ずあります。点検時以外は不要な電源をOFFにずる、又は全体をOFFにすることもできます。こういった対応で、TVなどの待機電力も節電できます。
■太陽光発電の設備がある家では、電気契約は継続となります。
■検時などが終了して空き家から離れるときは、閉栓時に電気メーターの写真を撮っておくとよいでしょう。
3.ガス関連
■契約について:ガス契約は、解約しても問題ありません。
■点検時などで、お湯等が必要な場合は、カセットコンロ等を用意しておいて、水を沸かせば対応できます。
4.保険関連
■火災保険は、加入継続をお勧めします。「空き家」と言えども台風被害や近隣からの火災類焼も考えられます。但しインフラ(電気・水道・ガス)を契約解除しますと保険会社によっては住宅物件では引き受けてもらえない場合もありますのでご注意ください。
■住宅物件で加入ができない場合は、一般物件での火災保険加入となり、保険料金が高くなります。
■個人賠償責任保険への加入があることを確認ください。火災保険以外でも構いませんので所有者が個人賠償責任保険に加入されていることをお勧めします。
例えば:2階の屋根瓦が落下して、隣の駐車場に止めてあった車を破損した場合などは、火災保険ではなく個人賠償責任保険が適用になります。
5.その他(契約関係)
■仏壇:仏壇はお寺さんのミニチュア版です。位牌等を別の仏壇(例えばご子息等の家に新たな仏壇を設置)に移す場合は、空き家の仏壇の「性根抜き」を行ってください。「性根抜き」については檀家のお寺さんにご相談ください。
「性根抜き」が済んだ仏壇は、処分できます。
■神棚:神棚の処分も地元の神社の宮司さんにご相談ください。
■NHK受信料:空き家になった場合、NHK受信料は解約できます。
■その他、有料TV・インターネット・サブスクで購入しているものがあれば解約する。
■重要書類の保管場所と確認:重要書類は空き家に放置するのではなく、別場所で保管することをお勧めします。
- 空き家の売買契約書(新築時や中古購買した場合の売買契約書):空き家を売却するときには税金が発生しますが、その時に売買契約書の代金が重要になります。
- 登記関係書類:土地や建物の登記関係書類。建物については古い建物です登記されていない場合もありますので、確認が必要です。必要であれば土地と建物の登記事項全部証明書を法務局で取得することも必要です。
- 預貯金や証券等の場所
- 貴金属類の保管場所
- その他重要物の保管場所
6.戸締り、施錠
■鍵の確認:玄関のカギはもちろんですが、勝手口の鍵や車庫の鍵など、鍵のある扉の鍵を再確認し、まとめておく。
鍵類の保管は、空き家以外の場所が望ましい。
■キーBOXの設置の検討:家の鍵の持ち合わせが無くとも家に入れるように、キーBOXを外からは見えにくい場所に設置し、番号式のキーBOX内に玄関の鍵などを収納するのもよい方法です。
これは、地震や台風被害が発生可能性がある場合など、知り合いの近所の人などに依頼し、家の中を見てもらうことができますし、近くいった際に鍵を持っていなくても、家の点検のために入ることができます。
■戸締り:雨戸がある場合は基本的には、雨戸も全て閉めます。ただし、空き家であることがわからない様にするため、2階の窓で、風雨に関係のないところの窓などは、人為的に雨戸を閉めなかったり、雨戸を半分だけ閉めたりすることも空き巣対策の一つです。
7.空き巣対策
■空き家の中には、金銭や貴重品は原則存在しません。しかし、空き巣は、それがわからずに侵入してきます。空き巣に入られると家の中を土足で歩き回られ、箪笥なんかの引き出しを開け中を確認し、家中ひっくり返るほど荒らされます。被害が無くとも、後の処理が処理が大変ですので、空き巣に入られない対策が必要です。
■車庫の使用:車庫がある場合は、隣の人などにお願いして、時々(月1~2回程度)車を止めるようにお願いすると空き巣対策になります。
■玄関などで外から光が見える室内において、夜間一定の時間、電灯が付くようにすると効果があります。
■人が通る動線上は、きれいにしておく。道路から玄関までの間は、通常人が良く通るので、草も生えにくい。玄関までの動線上は綺麗にしておく。
8.現状の写真撮影
空き家建物の外観や各部屋の状況を写真撮影しておくと、今後変化があった時に参考になります。詳細に写真撮影し、どの部屋の写真かわかるように保存しておくと有効です。
■外観は、外壁の状況や屋根の状況(2階建ての場合は2階から1階の屋根部分を撮影する)を撮影する。
■各部屋の写真は、部屋の4方向の壁に対して、上下2枚づつ計8枚以上撮影する。特に天井は、雨漏りした場合の参考になるので、きちんと撮影する。
■各部屋に置いてある物などの状況も判るように撮影する。
■撮影は、できれば天気の良い日に行います。
9.近隣(隣近所)の人への連絡
■隣の人など、付き合いのある人には、何かあった場合の連絡先を紙に書いて渡しておく。(名刺サイズが望ましい)
地震や台風などで、被害があった場合など、連絡して頂ける可能性があります。
■万一、災害で被害があり、近隣の人からの連絡があった場合、次回、空き家に行った際に「手土産」など持参すると良いでしょう。
10.まとめ
■空き家になったら、手間を惜しまず記録を残すことが肝要です。解約の手続きなども、「○月○日 担当者○○さんに解約手続きの電話で、手続き終了」等、記録を残すことも必要です。
■作業は多く見えますが、初めにすべての作業を済ませると、後の点検時が非常に楽になります。また、「○○の手続きを忘れていた」ということにもなりません。一つ一つチェックしながら、進めていきましょう。
■空き家に対して行った作業を一つ一つ記録しておくことも大切です。空き家の記録ノートやスマホのメモ機能などを利用して記録していきます。





