「空き家みまわり隊」の空き家管理実施方法

「空き家みまわり隊」の空き家管理実施方法

目次

Ⅰ.外周・敷地内

1.メーター類のチェック

①水道メーター
②ガスメーター
③電気メーター

2.雑草のチェック

①初回または長い間手入れされていなく、伸び放題になっている場合。
②毎月、空き家管理をしている状態の場合。

3.庭木のチェック

4.その他外周のチェック

Ⅱ.建物内のチェック

1.各部屋の窓の開放

2.水道の通水

3.分電盤の確認

4.その他注意事項

5.窓等の戸締り

Ⅲ.撮影

1.動画撮影

2.静止画撮影

 

――――――――――――――――――――――以下本文――――――――――――――――――――――

 

Ⅰ.外周・敷地内

1.メーター類のチェック

 建物の外周(特に通りに面したところ)には、電気・ガス・水道等のメーターがあります。メーターの数値確認を開始後すぐと、終了直前の2回行い、記録します。

①水道メーター

道路から1m以内のところに設置されている場合が多い。

元栓は、いつも閉栓状態なので、開栓する前にメーターを読んで記録する。

開栓後、パイロットメーターが動く場合があるが、すぐに止まるので、止まったことを確認する。(夏場のトイレのタンクなどが蒸発して水位が下がった場合などは、水位を回復するまで、水が供給されます。)

※パイロットメーターが、止まらない場合は、宅内で漏水している可能性があります。

 一旦、閉栓し漏水箇所を探ります。

 探し方は、

・一旦水道を開栓せずに、宅内の窓開放を行い、水道の蛇口等がすべて閉まっていることを確認。
・再度、元栓を開栓し、宅内に入り、水道の蛇口がすべて閉まってことや、トイレが流しっぱなしになっていないかを確認。

・上記を全て確認しても、パイロットメーターが動く様であれば、これ以降は、オーナーさんと相談し水道業者さんに依頼して、確認することになります。

②ガスメーター

空き家の場合、ガスは「中止」(止めてある)場合が多いですが、止めてあってもガスメーターを記録します。

最小単位まで、記録します。

③電気メーター

電気は、宅内のメインスイッチが切ってある場合がありますが、外のメーターの数値を記録します。

・買電の数字と売電の数字と2回表示されます。売電のソーラー発電設備等がない場合でも、2つの数値が交互に表示されます。

・2つの数字共、記録します。

◆空き家みまわり隊では、通電されている空き家でも、内部チェック時には電灯等の電気は使用せず、持参のヘッドライト等の明かりで作業します。これは、消し忘れを防止するためです。

2.雑草のチェック

外周を一周する間にメーターのチェックも行いますが、雑草類のチェックも行います。

①初回または長い間手入れされていなく、伸び放題になっている場合。
  • 刈り払い機などを用い雑草を刈り取ります。刈った雑草は、ビニール袋等に入れて、一般廃棄物(家庭内から出るゴミ)として処理します。
  • 刈った後に、除草剤を噴霧しておくと、次に生えてくるまでの時間を遅らせることができるのと、刈った根まで枯らすこともできます。
②毎月、空き家管理をしている状態の場合。
  • 雑草が10cm以上になる前に除草剤散布を行います。これは、枯れた後の枯れ草回収をすることをやらなくて済みます。
  • 雑草が20cm以上になると、除草剤を噴霧して枯れても後の枯れ草を回収しなければなりません。
  • 除草剤の噴霧は、雑草の葉に噴霧して雑草を刈らす効果と、土に噴霧液が付着するとある程度雑草の成長を抑える効果もあります。
  • 庭木の近くの雑草でも、庭木の葉に噴霧液が、かからなければ、庭木が枯れることはありません。
  • 空き家みまわり隊では、蓄圧式の噴霧器または電動の噴霧器の使用を推奨しています。

3.庭木のチェック

外周を一周する間に庭木のチェックも行います。

  • 庭木の枝が、隣家や道路にはみ出していないか。
  • 手入れされずに、伸び放題になっていないか。
  • 蜂の巣や害虫が寄生していないか。

 特に蜂の巣は危険ですので、物干し竿などで庭木をたたいて蜂が出てこないか

チェックしてください。出てきた場合は蜂の巣がある可能性があります。

蜂を見かけたら、出来れば写真を撮り、蜂の種類を検索してください。

  • 蜂の巣の対応

 スズメバチ系は、オーナーさんと相談して専門業者さんに駆除を依頼します。

 蜂の巣が小さい場合や小型の蜂の場合、薬局等で売っているハチ駆除スプレー等で

 蜂を駆逐してから巣を撤去します。できればその時にも防護服は着用してください。

  • 庭木の手入れは1年程度で充分です。(庭木の種類によっては年2回の場合もあります。)
  • 庭木の剪定は、オーナーさんに事前に庭師ではありませんので、手入れがされていることを見せるための剪定で、形よく剪定することは出来ないことを確認しておいてください。
  • 剪定ゴミは、ビニール袋等にいれて回収し、一般廃棄物(家庭ごみ)として処分します。

4.その他外周のチェック

  • 猫の糞や動物の糞がないかを確認。特に猫の糞は、砂(土や砂利)が掛けられている場合が多く、目視では判りにくいのですが、砂(土や砂利)が盛り上がっているところがあれば、糞がある可能性が高いので、チェックします。
  • 糞を発見したら、回収して一般廃棄物(家庭ごみ)として処分します。
  • 雨樋のチェック、下から見える範囲で、雨樋に鳥の巣や草木が入っていないかを確認します。雨樋のつまり」は、雨漏りの原因にもなる可能性があります。
  • 外壁のひび割れや剥がれが無いかもチェックします。カーポートの屋根などもチェックする必要があります。

Ⅱ.建物内のチェック

1.各部屋の窓の開放

  • 原則として、晴れた日に行います。
  • 事前に、窓や雨戸の位置がわかる見取り図(戸締りチェックシート)を作成しておきます。
  • 昼間でも雨戸が閉まっていますと暗いので、ヘッドライトを点灯し、各部屋に入り雨戸や窓を開放します。解放したら「戸締りチェックシート」に☑をいれて開放したことを記録します。
  • まず1階を全て解放し、開放し終わったら、再度1階を見て回り、開放漏れがないかをチェックします。「戸締りチェックシート」の☑漏れも確認します。
  • 1階が終われば、2階・3階も同様の方法で窓を開放します。
  • 全ての窓等を開放しましたら、その時刻を「戸締りチェックシート」に記録します。
  • 全ての窓等を放してから、30分間は、そのままの状態にします。途中天候が急変した場合などは、この限りではありません。

2.水道の通水

  • 水道のすべての蛇口を開け、各蛇口とも30秒以上通水します。これは排水トラップに給水し下水からの匂いの逆流や虫の侵入を防ぐためです。
  • 通水は、キッチン、洗面所、トイレ、風呂場等、水栓のある全ての個所で行います。
  • 洗濯機については、通水すると洗濯機内に水が溜まりますので洗濯機には通水せず、洗濯機パンがある場合は、その排水口にバケツ等で水を流し通水します。
  • トイレは、蓋を上げて、「大」で2回ほど流します。手洗いが別に設置されている場合は、手洗いも通水します。

3.分電盤の確認

  • 建物内には電気の分電盤がありますので、メインスイッチ等の位置を記録(撮影)し、変化がないことを確認します。

4.その他注意事項

  • 前回のみまわりから、置いてある物の位置などが変わっていないかを注意する。
  • 虫の死骸などがないかをチェックする。
  • 天井や壁に雨漏り跡がないか、ひび割れなどが無いかもチェックします。

5.窓等の戸締り

  • 窓等の解放時の逆で、戸締りを行います。戸締りごとに「戸締りチェックシート」に記録しミスが無いようにします。
  • 上階から行い、各階の戸締りが終了したら、再度もう1回すべてを回り、戸締りにミスがないかを確認します。

Ⅲ.撮影

1.動画撮影

  • 敷地内に入る前から窓等の全開放し、室内の静止画を全て撮影するまでの間をウェアラブルカメラにて動画撮影を行います。
  • 窓を閉め始めた時から、敷地の外に出るまでも、ウェアラブルカメラにて動画撮影を行います。
  • 動画撮影は、弊社担当者が、お客様の建物のチェックを実施しているのであって、お客様の私物には原則手を出さないことを証明するものでもあります。

2.静止画撮影

  • 基本的に、各部屋で上下4方向で8枚以上の撮影をします。特に天井が4方向から映る上方向の撮影。室内に置いてある物のわかる下方向の撮影。
  • 外周も雨樋の異常がない様子や、外壁の様子、隣地との境界の様子、雑草の様子、庭木の様子などをわかりやすいように撮影します。
  • メーター類の記録と共に静止画でも撮影します。
  • 2階以上がある家では、見える範囲で下層階の屋根の状態がわかる静止画も撮影します。
  • 除草剤散布や剪定等の作業ががある場合は、作業中の静止画や作業後の静止画、ゴミ等の状況も静止画撮影します。
  • 一般的な団地サイズの戸建てでは、1回の静止画の枚数は100枚以上になります。
  • 記録しておくことが、重要になります。

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