空き家管理:私物(家財)の整理・処分の仕方

1.私物の分別

空き家を活用か処理したいけど、できない。その最大の理由は、空き家の中にある私物。いつかはしなければならないのですが、業者に頼むと費用が掛かるし、費用を掛けて貸しても、なかなかその費用が回収できないのが現状です。

でも、業者に頼むにしても、まず必要な物と不用な物に分別する必要があります。

段ボール(ミカン箱程度)を10~20個用意しましょう。これはホームセンターなどでも売っています。あまり大きな段ボールですと、重たい物を入れると箱が壊れてしまうので、ある程度の大きさのものが良いと思います。

それと赤いビニールテープ、これもホームセンターで売っています。あとは、はさみ、ガムテープ、油性マジックです。

先ず、必用な物を段ボールに入れどの部屋にあった、何を入れたかを段ボールの側面に記入していきます。また、不用な物は赤いビニールテープで☓印をつけていきます。

これを各部屋ごとに行い、最終的に必要な物を1ヶ所の部屋に集め、不用な物も1ヶ所又は2ヶ所(それ以上かもしれませんが)の部屋に集めます。

そして、必用な物の段ボールを再度確認し、本当に必要な物かを判断します。これで更に不要な物が出てきます。

こうして分別が終了です。分別は関係者しか判断ができませんので、まずこれを行なうと次が楽になります。

荷物の整理

荷物の整理

2.ゴミの分別

必用な物と不用な物の分別が出来ましたら、次は不用品のゴミの分別です。その地区によって分別の方法が異なりますので、地区に応じた分別をします。

例えば、可燃物、不燃物、資源ゴミ等です、タンスや家具などは、分解できれば可燃物として処理できるところが多いです。ガラスケースに入った人形などは、ガラスと木枠そして人形に分けて処理する必要があります。

ゴミの分別は、関係者以外の人でもできますので、誰かに手伝ってもらうのが良いでしょう。

ゴミ分別 イメージ

3.分別したゴミの処分

さあ、ここからが一番厄介です。お金に余裕がある場合は、そのまま業者に依頼するのが良いと思います。でも、かなりな料金を請求されることがありますので注意が必要です。

原則として、住宅であった空き家から排出されたゴミは、一般廃棄物として、所在地の行政施設で処理ができます。ただ、行政によってはゴミ焼却場まで運搬しても、有料で処理する場合もあります。

行政ですので、有料であっても金額は大したことはありません。ただ、土日(祝日)は焼却場や処分場がやっていない場合がありますので、要注意です。

四日市市の場合、「可燃物」は指定の施設まで持ち込めば一定量までは無料。「破砕ゴミ」も一定量までは、処分場まで持ち込めば、無料です。休みは日曜日ですが、持ちこむ前に施設に確認してください。

ゴミ処分場 イメージ

4.ゴミの運搬

ゴミの処分場所が決まりましたら、日程を決めて運搬となります。おそらく1軒の家ですと、ゴミ袋で100袋以上になると思います。

ここはレンタカーでも借りて一気に運搬したいものです。1t車か2t車を借りてきて一気に運びましょう。軽トラックでは、積載容量が少ないので、できれば1t車以上の車が良いでしょう。

トラックをもっている企業さんに知り合いがいる場合は借りてもいいのですが、企業名が入っているとゴミを処理しに行くときNG(営利目的のゴミの処分と受け取られる。)になる場合もありますので注意してください。

おそらく3~4往復必要になりますので、頑張ってください。

トラック イメージ

5.再生可能物(資源物)の処理

再生可能物・・・・紙類(段ボール、新聞、本)、飲料缶、金属、バッテリー、ビン
これらは、業者のところへ持って行けば、無料(一部お金がもらえる物もあります)で引き取ってくれます。

再生業者は、土曜日も営業しているところが多いので、そういう業者さんを見つけて持ち込むと、処理がスムーズにできます。

再生可能物 イメージ

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