空き家を放置することで発生するリスクとその対策

空き家を放置することで発生するリスクとその対策

目次

① 建物がどんどん壊れていく

② 不審者が入りやすくなる

③ 火事が起きやすくなる

④ 草や木が伸び放題になる

⑤ ゴミを捨てられる場所になる

⑥ 近所の人に迷惑がかかる

⑦ 固定資産税が高くなることがある

⑧ 売りたくても売れなくなる

⑨ 動物の住みかになる

⑩ 管理責任を問われることがある

 

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① 建物がどんどん壊れていく

家は人が住まなくなると、急に弱くなります。窓を開けて空気を入れ替えたり、水を使ったりしないと、湿気がたまって木が腐ったり、カビが生えたりします。そうすると、柱や床がボロボロになり、地震や台風が来たときに倒れやすくなります。人が住んでいればすぐ気づいて直せることも、放置するとどんどん悪くなってしまうのです。
対策:定期的に見に行く(できれば月1回)

家は人が来るだけでも傷みにくくなります。月に1回でもいいので、窓を開けて空気を入れ替えたり、水を少し流したりしましょう。そうすると湿気が減り、カビや腐りを防げます。また、壊れている場所や異常にも早く気づけるので、大きな修理になる前に対応できます。

 

② 不審者が入りやすくなる

誰もいない家は、泥棒や悪いことをする人にとって入りやすい場所になります。窓が割れていたり、カギが壊れていたりすると、簡単に中に入られてしまいます。中で勝手に寝泊まりされたり、ゴミを置かれたりすることもあります。そうなると近くに住んでいる人も不安になり、地域全体の安全が下がってしまいます。

対策:戸締まりをしっかりする

窓やドアのカギは必ず確認し、壊れている場合は修理します。割れた窓ガラスもそのままにせず直しましょう。侵入されにくい状態にすることで、防犯効果が高まります。「入りにくい家」と思わせることが重要です。2階建ての建物の場合、1階の窓や雨戸は閉めて、2階の窓は雨戸を閉めずに夜間の一定時間(例19:00~22:00)電灯を点けるという方法も防犯上は効果があります。

 

③ 火事が起きやすくなる

空き家は火事の原因になることがあります。例えば、たばこのポイ捨てや放火(わざと火をつけること)です。また、古くなった電気の配線がショートして火が出ることもあります。誰もいないので、火が出てもすぐに気づく人がいません。そのため火が大きくなりやすく、近くの家にまで燃え広がる危険があります。
対策:漏電による発火は、配電盤でメインスイッチをOFFにすることで対策できます。簡易浄化槽設置の家などで、メインスイッチが切れない場合は、最低限の電源以外をOFFにする対策も必要です。タバコのポイ捨てや放火などの対策は、「④ 草や木が伸び放題になる」の対策項目も参照してください。

 

④ 草や木が伸び放題になる

庭の手入れをしないと、草や木がどんどん大きくなります。すると虫が増えたり、ヘビなどの動物が住みついたりすることがあります。さらに、草が道路にはみ出して通りにくくなったり、見通しが悪くなって事故の原因にもなります。近くに住む人にとって、とても迷惑な状態になります。

対策:草むしり・庭の手入れをする

庭の草や木はすぐ伸びます。定期的に刈ることで、虫や動物が住みつくのを防げます。見た目もきれいになるので、「管理されている家」と分かり、不審者やゴミの不法投棄も減り、たばこのポイ捨てなども減ります。近所の人への印象も良くなります。

雑草対策は、刈るのではなく、ある程度伸びたら(5cm程度)除草剤散布すると。雑草が枯れ、一定期間生えてこなくなるので効果的な方法と言えます。

 

⑤ ゴミを捨てられる場所になる

空き家は「誰も見ていない場所」と思われてしまい、不法投棄(勝手にゴミを捨てること)が起きやすくなります。家具や家電、大きなゴミなどが置かれてしまうと、見た目も悪くなり、悪臭や害虫の原因にもなります。一度ゴミが増えると「ここに捨ててもいい」と思う人が増えてしまうのも問題です。
対策:郵便物をためない

ポストにチラシや郵便物がたまると、「誰も住んでいない」とすぐに分かってしまいます。定期的に回収するか、郵便局に転送サービスをお願いしましょう。見た目を整えるだけでも防犯対策になります。メール便など郵便局以外は転送サービスがありませんので要注意です。月1回はチェックが必要です

 

⑥ 近所の人に迷惑がかかる

空き家があると、見た目が悪くなるだけでなく、倒れそうな壁や飛びそうな屋根などで周りの人に危険が及ぶことがあります。例えば、台風のときに屋根の一部が飛んで隣の家にぶつかることもあります。そうなると、近所の人に大きな迷惑をかけてしまい、トラブルの原因になります。

対策:きちんと管理していることを近所の人にも伝える。

「空き家だけど管理している」と近所に伝えておくと、何か異常があったときに教えてもらえます。地域の目があることで、防犯効果も高まります。信頼関係を作ることが大切です。

管理サービスを利用する

遠くに住んでいて自分で管理できない場合は、空き家管理サービスを使う方法があります。定期巡回や清掃、換気などを代わりに行ってくれるので安心です。費用はかかりますが、大きなトラブルを防げます。

 

⑦ 固定資産税が高くなることがある

空き家をそのままにしておくと、「特定空家」という危険な状態と判断されることがあります。そうなると、税金(固定資産税)が今までよりも高くなることがあります。ちゃんと管理していないだけで、毎年の支払いが増えてしまうのは大きな負担になります。

 

⑧ 売りたくても売れなくなる

家は放置すればするほど古くなり、傷みもひどくなります。そうなると、いざ売ろうとしても「古すぎる」「壊れそう」と思われて、買いたい人がなかなか現れません。修理にお金がかかる分、値段も安くしないといけなくなり、損をしてしまう可能性があります。
対策:修理や点検をこまめに行う

屋根や外壁、雨どいなどは壊れやすい場所です。小さなひびや破損でも、早く直せば大きな出費を防げます。定期的な点検が長持ちのコツです。

 

⑨ 動物の住みかになる

人がいない家には、ネズミやハト、タヌキなどが入り込むことがあります。屋根裏や床下に住みついて、フンや尿で家を汚したり、においの原因になったりします。さらに、配線をかじられると火事の原因にもなります。一度住みつくと追い出すのも大変です。
対策:定期的(月1回)に空き家を点検し、異常がないかを確認する。必要であれば管理業者に委託するのも方法です。

 

⑩ 管理責任を問われることがある

空き家でも持ち主には責任があります。もし建物が倒れて人にケガをさせたり、火事で周りに被害を出した場合、持ち主が責任を取らなければならないことがあります。お金を払うことになったり、トラブルになったりするため、「使っていないから関係ない」とは言えないのです。

対策:・火災保険等必要な保険は加入する。

・早めに活用を考える(売る・貸す)

使わない家は早めに「売る」「貸す」といった活用を考えるのが大切です。人が住めば自然と管理され、傷みも防げます。放置するよりも価値を保ちやすくなります。

・行政の制度を活用する

自治体によっては、空き家の相談窓口や補助金制度があります。解体費用の補助や利活用の支援などもあるので、一度確認してみるとよいでしょう。知らないと損をすることもあります。

 

結論:空き家は月1回程度の点検と適切な管理が必要。
適切に管理された空き家は、資産価値も落ちにくい。

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