関連知識・空き家を売却した時の税金
2015/06/13空き家を売却した時の税金について
税金を計算するのに必要なのが、譲渡所得です。
譲渡所得=①売却価格ー(②購入価格+③取得費+④譲渡費用)
①売却価格:家が売れた金額
②購入金額:買った時の金額。建物にかかる部分は減価償却費相当額を控除する。
③取得費:取得の際に支払った、仲介手数料、測量費、印紙税、登記費用、登録免許税、リフォーム費用等
④譲渡費用:売却の際に支払った、仲介手数料、印紙税、測量費、広告費、抵当権抹消の為の登記費用等。
そして
譲渡所得-⑤特別控除=⑥課税譲渡所得
⑤特別控除:居住用財産の3000万円の控除があります。
この適用が受けれない場合でも。軽減税率の特例もあります。
⑥課税譲渡所得:この金額を元に課税されます。
課税譲渡所得にかかる税金の額は、所有期間で決まっています。
■売却した年の1月1日時点で所有期間が5年以下・・・短期譲渡所得
■売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超える・・・長期譲渡所得
短期譲渡所得・・・・課税譲渡所得に対して、所得税30%、住民税9%
長期譲渡所得・・・・課税譲渡所得に対して、所得税15%、住民税5%
※軽減税率の特例の場合は、別の計算になります。
上記の通り、家を売った際利益が出れば、必ず確定申告しなければなりません。利益が出ていない場合も条件次第で税金還付が受けられることがあるので、その場合は確定申告をします。
確定申告は、毎年2月16日~3月15日です。