空き家の雨漏りをチェックする方法【素人でもできる】
2026/07/08空き家の雨漏りをチェックする方法【素人でもできる】
空き家は人が住んでいないため、雨漏りに気づくのが遅くなりやすい建物です。雨漏りを放置すると、木材が腐ったり、カビが発生したり、シロアリが発生しやすくなったりして、修理費用が高額になることがあります。しかし、専門知識がなくても、いくつかのポイントを確認することで、雨漏りの早期発見につながります。ここでは、誰でもできる雨漏りチェック方法を項目ごとに説明します。
1.天井にシミがないか確認する
最初に確認したいのが天井です。雨漏りが始まると、雨水が天井裏を通り、天井に茶色や黄色のシミができます。シミは丸い形やにじんだような形になることが多く、以前より大きくなっていれば雨漏りが進行している可能性があります。
また、天井がふくらんでいたり、壁紙が浮いていたりする場合も注意が必要です。水分を含んでいる可能性があります。特に2階の天井や、屋根に近い部屋は重点的に確認しましょう。
チェックするときは昼間の明るい時間帯がおすすめです。懐中電灯を使うと、薄いシミも見つけやすくなります。天井に異変を見つけたら写真を撮っておくと、次回確認したときに変化が分かります。
2.壁や窓まわりを確認する
雨漏りは屋根だけでなく、外壁や窓のすき間からも発生します。そのため、壁や窓の周囲もしっかり確認しましょう。
壁紙が浮いている、めくれている、変色している場合は、壁の中に水が入っている可能性があります。また、窓の下に黒いシミやカビがある場合は、窓の防水部分が傷んでいることがあります。
壁を軽く触ってみて、湿っていたり冷たく感じたりする場合も注意が必要です。ただし、無理に壁紙をはがしたり、壁に穴を開けたりする必要はありません。目で見て、手で触れる範囲だけ確認すれば十分です。
3.押入れやクローゼットの中を確認する
押入れやクローゼットは普段目につかないため、雨漏りに気づきにくい場所です。しかし、屋根や外壁に近い場所では雨水が入り込みやすくなります。
扉を開けたときにカビの臭いがしたり、木材が黒く変色していたり、壁にシミがある場合は雨漏りの可能性があります。床が湿っている場合も注意しましょう。
荷物が残っている空き家では、その裏側まで確認すると異常を見つけやすくなります。風通しの悪い場所ほど湿気がたまりやすいため、定期的に扉を開けて換気することも大切です。
4.雨の後に床を確認する
雨が降った翌日は、床の状態を確認する絶好のタイミングです。
床が部分的に濡れていたり、フローリングがふくらんでいたり、歩くとブカブカする場所がある場合は、水が入り込んでいる可能性があります。
特に窓際や壁際、天井にシミがある場所の真下は重点的に確認してください。
また、畳の場合は色が変わったり、カビ臭くなったりすることがあります。床の異常は建物の腐食にもつながるため、早めに対処することが重要です。
5.屋根は地上から安全に確認する
屋根は雨漏りの原因になりやすい場所ですが、絶対に屋根へ登らないようにしましょう。転落事故につながる危険があります。
地上から双眼鏡やスマートフォンのズーム機能を使って確認すると、安全に点検できます。
次のような状態が見られたら注意が必要です。
- 瓦がずれている
- 瓦が割れている
- 屋根材が浮いている
- 棟(屋根の一番高い部分)が曲がっている
- アンテナが傾いている
これらの異常があれば、雨水が侵入する可能性があります。屋根の近くまで行く必要はなく、安全な場所から確認するだけで十分です。
屋根の確認は、ドローンがある場合はドローンによって確認することができます。
但しドローンの飛行には許可が必要な場合がありますので、事前確認や許可を取ってからドローン飛ばしてください。(末尾追加説明参照)
6.雨どいの詰まりを確認する
雨どいは屋根の雨水を地面へ流す大切な設備です。落ち葉や土が詰まると、水があふれて外壁や軒先から建物内部へ水が入りやすくなります。
地上から見上げて、
- 草が生えている
- 落ち葉がたまっている
- 雨どいが外れている
- 雨どいが曲がっている
などがあれば、清掃や修理を検討しましょう。
雨の日に雨どいから大量に水があふれている場合も、詰まりのサインです。
7.小屋裏(天井裏)を安全に確認する
点検口がある住宅なら、小屋裏を確認すると雨漏りを早く発見できます。
懐中電灯で照らしながら、
- 木材が濡れている
- 水滴が付いている
- カビがある
- 木材が黒く変色している
などを確認しましょう。
ただし、天井裏を歩き回るのは危険です。足を踏み外して天井を踏み抜く事故もあるため、点検口から見える範囲だけ確認してください。
※小屋裏を確認する場合は、動物の糞などがないかを合わせて確認することも必要です。
8.定期的に写真を撮って比較する
一度だけ確認して終わりではなく、毎月または季節ごとに同じ場所を写真に撮ることをおすすめします。
以前よりシミが広がっている、壁紙の浮きが大きくなっている、カビが増えているなどの変化が分かりやすくなります。
また、修理業者へ相談するときも写真があると状況を正確に伝えられ、原因の特定や見積もりがスムーズになります。
空き家は人が住んでいないため、小さな異常が大きな被害につながることがあります。月に1回程度の点検と、台風や大雨の後の確認を習慣にすることで、雨漏りを早期に発見し、大切な建物を長く守ることができます。
◆追加説明◆
自宅の屋根を確認するために、自宅の敷地内でドローンを飛ばす場合でも、「必ず許可が不要」とは言えません。 飛ばす場所や飛ばし方によって判断が変わります。
1.許可が不要な場合
次のような条件をすべて満たしていれば、航空法上の飛行許可・承認が不要な場合があります。
- 自宅の敷地内で飛ばす
- 人口集中地区(DID)ではない
- 高度150m未満
- 空港周辺ではない
- 日中に飛ばす
- 目で見える範囲(目視内)で操縦する
- イベント会場の上空ではない
- 危険物の運搬や物の投下をしない
このような飛行は、航空法上の「特定飛行」に該当しなければ、許可・承認は不要です。
2.許可が必要になる場合
次のような場合は、飛行許可・承認が必要になる可能性があります。
- 人口集中地区(DID)の上空で飛ばす
- 夜間に飛ばす
- ドローンを直接見ず、画面だけを見て飛ばす(目視外飛行)
- 空港周辺で飛ばす
- 高度150m以上まで飛ばす
- 人や建物に近づいて飛行するなど、特定飛行に該当する場合
住宅地の多くは人口集中地区に指定されているため、自宅であっても許可が必要になるケースがあります
◆人口集中地区(DID)とは、総務省が国勢調査の結果をもとに定めている「人口が多く集まっている地域」のことです。正式にはDensely Inhabited District(DID)と呼ばれます。
1.人口集中地区(DID)とは?
人口集中地区とは、家やお店がたくさん建ち、人がまとまって住んでいる地域のことです。
例えば、駅の周りや市街地には家やマンション、お店、病院、学校などが集まっています。このような人が多く住む地域がDIDです。
反対に、田んぼや畑、山林が多く、家がまばらな地域はDIDにはなりません。
つまり、DIDとは「町がどれくらい発展しているか」を表す一つの目安です。
2.DIDになる条件
人口集中地区には、次のような基準があります。
人口密度が1平方キロメートルあたり約4,000人以上
そのような地域がまとまって存在している
その地域全体で約5,000人以上が住んでいる
この条件を満たすと、国勢調査でDIDとして指定されます。
そのため、市内でも駅前はDIDですが、同じ市内でも山間部や農村部はDIDではないことがあります。
■■【空き家みまわり隊】での雨漏りチェック方法■■
1.各部屋の天井を4方向から撮影し確認する
各部屋の天井を、もれなく確認するために壁の各方向(4方向)から天井を撮影し、雨漏りや雨漏り痕がないかを確認します。目視では確認できない場合でも、静止画で撮影すれば、次回の点検時に雨漏りを発見した場合でも、前回の状態が確認できます。
2.床の状態を確認する。
各部屋点検時に、床の状態を確認し歩いて違和感を覚えるところがないかをチェックします。
3.各部屋の壁の状態を確認し撮影する。
各部屋の壁を各方向(4方向)から撮影し、異常がないか(シミ、黒ずみ等)確認する。
◆空き家みまわり隊では、上記の確認事項を励行し、雨漏りの痕跡があれば、前回の状態を確認し、
雨漏りの経緯を把握し、対応しています。





