空き家の残置物の処分を依頼する業者の選定はどうすればよいか

空き家の残置物の処分を依頼する業者の選定はどうすればよいか

目次

Ⅰ、空き家の残置物処分を依頼する業者は、どのような業者なのか

Ⅱ. 空き家の残置物の処分を依頼する業者の剪定方法

1.許可を持っている業者か確認する

2.見積書が細かく書かれているか

3.買取できる物を分けてくれるか

4.大切な物を探してくれるか

5.作業後の掃除をしてくれるか

6.口コミや実績があるか

7.保険に入っているか

8.作業人数と日数が適切か

9.遺品整理士などの資格があるか

10.契約内容を急がせないか

Ⅲ.残置物処分の費用はどうやって決まる?

① 荷物の量。

② 家の広さ。

③ 作業人数

④ 処分する物の種類

⑤ 家の場所

⑥ 清掃や特殊作業

最後に

 

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Ⅰ、空き家の残置物処分を依頼する業者は、どのような業者なのか

空き家に残っている家具・家電・衣類・生活用品などの多くは、法律上「一般廃棄物」に分類されることです。

日本の廃棄物処理法では、

工場や事業活動で出るゴミ → 産業廃棄物

一般家庭から出るゴミ → 一般廃棄物

と分けられています。

空き家の残置物は、元々そこで生活していた人の家財道具なので、通常は「一般廃棄物」になります。

たとえば、タンス・布団・食器・衣類・古い雑誌・家庭用冷蔵庫・洗濯機などは、一般廃棄物扱いです。

では、どんな業者なら対応できるのか、適法に処分するには、次のいずれかが必要です。

 

① 一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者=市区町村の許可を受けた業者です。

これが最も確実です。

② 産廃業者+一般廃棄物業者と提携している会社

最近多い形です。

片付け作業は産廃業者や遺品整理業者が行い、実際の「廃棄物の運搬」は一般廃棄物許可業者が担当します。この方式なら合法です。

注意したいポイント

「何でも回収します」「軽トラ積み放題」などの無許可業者は注意が必要です。不法投棄や高額請求のトラブルになることがあります。

環境省も、家庭ごみの回収には一般廃棄物処理の許可が必要と案内しています。

 

家電リサイクル法にも注意

以下は通常のゴミとして処分できません。「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」、これらは「家電リサイクル法」の対象です。適切なルートで処分する必要があります。

実務上のおすすめ

空き家整理を依頼する際は、業者に次を確認すると安心です。

「一般廃棄物収集運搬業の許可があるか」「提携している一般廃棄物業者名」「マニフェストや処分方法」「見積書の内訳」「家電リサイクル品の扱い」

特に相続した空き家では、後から不法投棄が発覚すると所有者側が困ることもあるため、「安さだけ」で選ばないことが重要です。

 

Ⅱ. 空き家の残置物の処分を依頼する業者の剪定方法

空き家の残置物(家具・家電・ゴミなど)の処分を業者へ依頼するときは、「安いから」だけで決めると失敗することがあります。

あとから高額請求されたり、大切な物を捨てられたり、不法投棄されたりすることもあります。

 

ここでは、業者を選ぶときに必ず確認したい項目別に説明します。

 

1.許可を持っている業者か確認する

家庭ゴミや家具を運ぶには、自治体の許可が必要な場合があります。

たとえば「一般廃棄物収集運搬業許可」などです。

 

許可がない業者に頼むと、山や空き地にゴミを捨てる「不法投棄」をすることがあります。

すると、捨てた人だけでなく、依頼した人も困ることがあります。

小学生でいうと、「先生にないしょで学校のゴミを川へ捨てる人」に頼むようなものです。

 

だから、許可番号・会社名・住所をきちんと確認しましょう。

名刺やホームページだけでなく、自治体のサイトで確認できますので確認しましょう。
一般廃棄物週数運搬業・・・・・各市町村

 

2.見積書が細かく書かれているか

「全部で20万円です」だけでは危険です。

なぜなら、「作業代」「車代」「処分代」「エアコン取り外し代」などが後から追加されることがあるからです。

 

たとえば、お祭りで「100円」と思ったら、あとで「入場料」「イス代」まで取られるような感じです。

見積書には、「何をするのか」「何人来るのか」「追加料金はあるか」が細かく書かれているか確認しましょう。

「追加料金なし」と書いてもらえると安心です。

 

3.買取できる物を分けてくれるか

まだ使える家具や家電は、売れることがあります。たとえば、「新しい冷蔵庫」「ブランド家具」「工具」「骨董品」などです。

全部ゴミとして処分すると、お金が高くなります。

 

でも、買取してくれる業者なら、「処分費 20万円 − 買取5万円 = 実際15万円」になることもあります。

つまり、「ゴミ」ではなく「宝物」が混ざっていることもあるのです。

 

だから、買取対応があるか、リサイクルしてくれるか、を確認すると良いです。

 

4.大切な物を探してくれるか

空き家には、「通帳」「印鑑」「写真」「権利書」「アルバム」など大切な物が残っていることがあります。

急いで片付ける業者だと、全部まとめて捨ててしまうことがあります。これは、「ランドセルの中を見ずに全部捨てる」のと同じです。

 

良い業者は、「残す物」「探してほしい物」「捨てる物」をきちんと確認してくれます。

作業前に、「これは残してください」と付箋を貼るのもおすすめです。

 

5.作業後の掃除をしてくれるか

残置物を運び出したあと、家の中はホコリだらけになることがあります。良い業者は、「掃き掃除」「簡易清掃」「消臭」などもしてくれます。

 

空き家は長く閉まっていることが多いので、ニオイやカビも出やすいです。掃除をしてもらうと、「売却」「賃貸」「解体」がしやすくなります。

「片付けだけ」なのか、「掃除まで」なのかを確認しましょう。

 

6.口コミや実績があるか

初めて頼む業者は不安ですよね。だから、「口コミ」「作業写真」「実績件数」を見ることが大切です。

たとえば、給食で「みんながおいしいと言っている店」の方が安心なのと同じです。

特に、「対応が丁寧か」「時間を守るか」「追加請求がないか」を確認しましょう。

口コミが極端に良すぎる場合は注意も必要です。

 

7.保険に入っているか

作業中に、「壁を壊した」「ガラスを割った」「水道を壊した」という事故もあります。

その時、保険がない業者だと修理代でトラブルになります。

 

引っ越し屋さんが荷物を落として壊すことがあるのと同じです。だから、「損害保険に入っていますか?」と確認しましょう。安心して任せやすくなります。

 

8.作業人数と日数が適切か

空き家の片付けは、家の大きさで必要人数が変わります。

たとえば、1K → 1〜2人、一戸建て → 3〜6人くらいになることがあります。

 

人数が少なすぎると、作業が雑になったり、何日もかかったりします。逆に多すぎると、費用が高くなることがあります。

 

「何人で、何時間くらいかかるか」を聞いておくと安心です。

 

9.遺品整理士などの資格があるか

空き家には、亡くなった家族の思い出が残っていることがあります。そんな時は、「遺品整理士」「生前整理アドバイザー」などの資格を持つ人がいる業者だと安心です。

 

大切な写真や手紙を、ていねいに扱ってくれることが多いからです。

ただの「ゴミ片付け」ではなく、「思い出の整理」として考えてくれる業者を選びましょう。

 

10.契約内容を急がせないか

悪い業者は、「今日決めれば安い」「今すぐ契約してください」と急がせることがあります。でも、急いで決めると失敗しやすいです。

 

これは、宿題を急いでやって間違えるのと同じです。

できれば、「2〜3社で比較」「家族と相談」「契約書確認」をしてから決めましょう。

「考える時間をくれる業者」は安心しやすいです。

 

Ⅲ.残置物処分の費用はどうやって決まる?

費用は、主に次の6つで決まります。

① 荷物の量。

もっとも大きなポイントです。「軽トラック1台分」、「2トントラック」、「家まるごと」などで料金が変わります。

ゴミ袋10個と100個では運ぶ大変さが違うのと同じです。

 

② 家の広さ。

「1K」「2LDK」「一戸建て」などで作業時間が変わります。部屋数が多いほど高くなります。

 

③ 作業人数

人が多いほど早く終わりますが、人件費が増えます。

例:「2人作業」「5人作業」など。

 

④ 処分する物の種類

特に高くなりやすいのは、「冷蔵庫」「洗濯機」「テレビ」「エアコン」です。これらは「家電リサイクル料金」が必要だからです。

 

⑤ 家の場所

「階段しかない」「駐車場が遠い」「道が狭い」と作業が大変になります。

2階から大きなタンスを運ぶと、時間も人手も必要になります。

 

⑥ 清掃や特殊作業

追加費用になりやすいのは、「ハウスクリーニング」「消臭」「害虫駆除」「仏壇供養」「エアコン撤去」などです。

 

費用の目安

一般的な目安は次のくらいです。

 

間取り     費用目安

1K          3〜8万円

1LDK      7〜15万円

2LDK        15〜30万円

一戸建て    20〜60万円以上

※荷物量で大きく変わります。

 

最後に

空き家の残置物処分は、「安い業者を探す」よりも、「安心できるか」「丁寧か」「追加料金がないか」を確認することが大切です。

特におすすめなのは、「3社くらいに見積もりを頼んで比べること」です。

比べると、「相場」「応の良さ」「危ない業者」がわかりやすくなります。

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