空き家文化発信拠点へ女性アーティスト用 シェアハウスに

東京新聞によりますと、埼玉県上尾市中妻の住宅街に立つ築約四十年の空き家を女性アーティスト用のシェアハウスに改装し、カフェやギャラリーを備えた地域の交流拠点として再生させる計画が進んでいるそうです。

この空き家活用は、典型的な都市部の空き家活用の方法ですが、成功すると良いと思います。

以下記事抜粋

上尾市中妻の住宅街に立つ築約四十年の空き家を女性アーティスト用のシェアハウスに改装し、カフェやギャラリーを備えた地域の交流拠点として再生させる計画が進んでいる。間伐材や土など自然素材を生かし、エネルギー自給にも挑戦するエコハウスを目指し、改装作業は無料の体験講座として一般公開する予定だ。所有者の深沼マリさん(69)は「多くの環境意識の高い人たちに参加してほしい」と、作業や入居の希望者を募集している。(谷岡聖史)

 東京都心から約一時間、JR北上尾駅近くの住宅街。角地にある木造二階建ての一軒家が、深沼さんが二〇〇四年まで住んでいた家だ。自宅の一室で絵画のミニギャラリーを主宰し、東京電力福島第一原発事故の後には社会問題の学習サークルを運営してきた深沼さん。老朽化などの理由で同市内の別の住宅に引っ越した後も「魅力の少ない上尾に文化発信の拠点をつくりたい」との思いがあり、空き家を処分せずにいた。

 計画が具体化したきっかけは今年九月。二〇ワットの自家発電を体験する市民講座で、同じ受講生だった一級建築士の森田千史(ちふみ)さん(66)=東京都新宿区=と意気投合した。森田さんは長野県を拠点に自然を生かしたリゾート建築を長年手掛け、約十年前から神奈川県葉山町や千葉県袖ケ浦市などで築百年前後の古民家を福祉施設などに再生させる事業にも取り組んできた。深沼さんの希望を聞き「成功すれば都市型の空き家再生のモデルになる。ぜひやってみたい」と、計画のリーダーを買って出た。

 計画では、二階の二室は各四万円程度の家賃で、創作活動を行う女性二人に住居として貸し出す。一階の和室はアトリエに、台所や居間は作品を展示販売するギャラリー兼カフェに改装する。来年夏の完成を目指し、完成後は地域交流のイベントなども開く。

改修前の空き家を前に「文化の発信拠点にしたい」と語る深沼さん(右)と森田さん=上尾市で(東京新聞より)

写真:東京新聞より

 

 

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