和歌山)東大院生ら空き家活用法提案 和歌山・加太地区
2016/02/21朝日新聞によりますと、空き家が増加している和歌山市加太地区の街づくりについて東京大や和歌山大の大学院生が研究発表をする会が20日、加太地域交流センターであった。地元住民ら約80人が参加し、建築設計や都市計画の観点からの提案を聞いた。
■以下記事抜粋
主催は川添善行・東京大准教授(建築設計)の研究室。川添研究室は2014年度から調査を始め、今年度は空き家対策を含めて約10人が取り組んできた。
博士課程2年の青木佳子さん(27)は全住戸に占める空き家率の高さを指摘し、「アンケート結果では住民が防災・防犯上の不安を感じ、8割以上が空き家の再活用に興味を持っている」と話した。加太地区にカフェが少なく、観光客と住民の歩行ルートが異なることにも触れ、若者がパソコンを使えるWi―Fi機能やキッチンなどを備えた居場所として空き家を活用するよう提案。地元住民の暮らしを豊かにし、観光客やIターン誘致にもつなげられる可能性を示唆した。
修士課程2年の前川智哉さん(24)は「狭隘(きょうあい)道路をいかした市街地再生」を提案。「道幅4メートル未満の狭隘道路は緊急車両が入れないなど防災上の問題があるが、他都市にない特長なので発想の転換をしていかしたい」といい、日常は集会所に使える避難所や、地下貯水槽を設けて防災上の短所を克服し、狭隘道路を残すべきだと主張した。
■コメント
農村型空き家の対策ですね、地元の人が空き家対策に関心があるのが、素晴らしいと思います。まず、地域住民が空き家の問題点を知り、そして対策をする。重要だと思います。大学院生の提案にも興味があります。
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