空き家対策を考える。【予防編】

全国的に空き家が増加し、今後も増え続けるという予想の元で、対策に国や地方公共団体が、いろいろな対策を打ち出してきています。

空き家の絶対数を減らすためには、次の2点が必用だと思います・

1)現在、空き家状態の建物を減少させる。

2)新たな空き家を増加させない。

1)の対策として、国や地方公共団体が打ち出している政策としては

  • 危険老朽空き家の解体(除却)
  • 中古物件として流通させる
  • 賃貸物件として流通させる
  • その他の活用方法で、空き家を利用する
  • その他

しかし、

「2)新たな空き家を増加させない。」この項目に対する対策は、ほとんど論じられていません。これもしっかり対策しないと根本的な対策にはなりません。

ではどうすれば、良いのでしょうか。

私見になりますが、現在の空き家増加の一因になっているのが「核家族化」です。親より子供が独立し、家を建てる。両親はやがて年を取り、介護施設に入所したり亡くなったりし親の住んでいた家が空き家になる。というパターンです。

子供も親元から離れていると家の様子が判らなくなってきます。空き家になっても、家の状態が良ければ、1)の対策が講じることができますが、私物が多かったり家の状態が悪いとそういうわけにはいきません。

私なりに対策を考えてみました

  • 高齢(例えば70才以上)になれば、行政が終活の一環として家の整理や場合によっては、マンションや市営住宅などへの転居を進め補助金を出す。それで空き家になった物件を行政が子育て支援子育て一家に賃貸し補助金を出す。
  • 終活の一環として、家の中の私物の整理をしようという高齢者(例えば70才以上)にたいしては、補助金を出す。子供さんの力を借りればよいのですが、遠くに住んでいたりすると、まず無理ですので、片づける気になった時に支援するのがベストだと思います。
  • 家は、住んでいない期間が長ければ長いほど傷みが激しくなります。できる限り間髪入れずに次の居住者に住んでいただくのが得策です。
  • 高齢者(例えば70才以上)居住住宅に対しては、火事等の事故防止の政策としてオール電化改修に対して補助金を出す。
  • オール電化にすることにより、水周りもある程度一新されるし、老人にも小さいお子様がいる家も安心して暮らせる住宅ができます。すると空き家になっても、賃貸や中古物件として流通させることができます。

机上の空論かもしれませんが、老人が1戸建の大きな家に住みつづける必要はないと思います。もちろん、自分の家という自負心と住みやすいという大前提があります。しかし良く考えてみると、非常に不合理な選択だと思います。

子供たちが孫を連れて遊びに来たらどうするのだといわれそうですが、逆にその時だけ1軒家を民泊で借りて皆で過ごすことができれば、非常に合理的だと考えています。

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